2013年7月20日土曜日

普通の学校生活だった。陰陽道阿部埜彌玖珠。8.→9.

8.普通の学校生活だった。

結論だけ言ってしまうと学校の中には雪乃の姿を見れる生徒はいなかった。彼女の両親もそうだったが、同じクラブだった子達も親友と呼べた友達も先生も、先輩も雪乃の姿は見えなかった。声も聞こえなかった。一応、毎日学校には通ったが、授業に出たり、独りで屋上をフラフラしていた。

東丸も、雪乃と登校して、時々話したり、筆談する以外は普通の学校生活だった。期末試験には、無敵カンニングを提案されるが、少し迷った後で断った。ただ、国語の選択問題を一問だけ教えて貰った。終了時間ギリギリまで悩んだので、「あり」ということにして落ち着けた。試験は無事に終わり夏休みとなった。


9.インターミッション② 陰陽道阿部埜彌玖珠。

こんにちわ。精神の神、カネです。ちょっとこの世界のことを語ってみますが、興味のない人はスルーしてもらってオーケーです。読み飛ばし可。

人類の発展は、それすなわち情報の発展とも考えることが出来ます。遠い未来に地球表面の情報集積率が最大限に高まり、宇宙の彼方にあるアカシック・レコードは、実は地球なんじゃない?という有名な学説も、最近は、想像じゃあないかも?と思えるようになってきたのでした。

数千年かけてそうなっていくことは、私は別に否定しないのですが、最近、なんだかなーと思うのは、人の心、精神、魂と本来ならば共同幻想と言いますか、人の間でしか意味を持たない通貨、仮想された価値というのが、魂と等価に考えられる昨今は、魂を司っている私としては、なんとも微妙です。

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