2013年7月20日土曜日

生者と幽霊の関係は。神の視点による、神の声であると言える。3-3.→4.

3-3.生者と幽霊の関係は。

少年と少女。生者と幽霊の関係は、それに近い。ある意味、先取りしているかも知れない。少年が少女の死を実感できないのは、彼女との対話が連続しているからである。もしも、彼女が見た目だけが同じで、記憶が連続していない幽霊として現れたなら、また感覚は違ったかも知れない。

「……迷惑じゃないよ。もう会えないと思っていたから、嬉しかったよ。」

それを聞くと雪乃は笑顔になり「よろしくね」と言った。もうきっと、未来もあわせて100年ぐらい使われていそうな文言だが、『こうして二人の奇妙な日々がスタートした』。


4.インターミッション① 神の視点による、神の声であると言える。

多少の違和感があったかも知れないが。なかったとしたら、それは計算違いになってしまうが。例えば小説の地の文の扱いに関して、その文章が誰の視点なのか?鉤括弧でくくられてない文章は、例えば、主人公の内面の描写であったり、或いは、作者の声であったり、もしくは、物語の全てを知っている存在のの言葉だったりする。それをどうやら『神の視点』というらしい。例えば、「昔々、あるところに……」という文章は神の視点による、神の声であると言える。

ところで、私は神だ。あまりにその部分を言及してしまうと、この世界は何なん?というようなメタ的な話になってしまうと、かなりヤヤコシイことになってしまうのだが、この声を聞く(あえて『声』って書いてみました)あなたに対して、話しかけてみると、私は神だ。

この辺りで読むのが嫌になる人が出るのじゃないかな?と思うけど、それだったらそれはそれでそれでいい。

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