2013年7月20日土曜日

風は気持ちの良い感じ。風説A。6-2.→7.

6-2.風は気持ちの良い感じ。


「でも、実際にユウレイになってしまうと、なんだかよく分からないな。こうやってアンタに触れることもできるし。」

「そうなの?」

「触れるって。さっきたたいたじゃん。っていうか、ほら。」

「うわ、背中に……!」

一人が幽霊じゃなかったら、昼休みのなんでもない時間。少し暑くなってきた頃。葉は緑色で、風は気持ちの良い感じの、良い感じの時間が、まったり流れていく。

下手だな。

うるさい。こうして、状況描写に関するハードルをあげてしまう、私こと、神であった。


7.風説A。

なんか、あいつ一人でボソボソ話しているんですけど?

そうなの?独り言じゃないの?

いや、なんか、女の子の名前とか聞こえてくるのですけど?

……好きな子とか?

うわ、気持ち悪いんですけど。

あ……。この間……。

知り合い?ありえないんですけど。

ま、まぁ、独り言かもしんないじゃん。

独り言は一人で言えっつーの。きっしょ。

……『ですけど』を忘れてない?


んんー。女の子の会話って楽しいなぁ(うそ)。

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